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シークレット・オブ・マイ・マザー
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『シークレット・オブ・マイ・マザー』に投稿された感想・評価

フランスから、アメリカへ、メキシコへ・・・
母の遺品を手に、雑踏の中へと迷い込む、自分探しの物語・・・

サスペンス的な部分もあるので
それだけでも、興味本位で観れますが
それ以上に
“孤独な存在”として描かれる主人公に
思いっきり見入ってしまいました

記憶の断片として挟まれる、母とのほんの少しの思い出が
後になればなるほど、心を揺さぶりますね
「お母さんが死んだら、悲しいな」・・・とか
抱き合う親子とか・・・

どうしようもなく、切ないっ!

思い出としてしか登場しない母親ですが
彼女が、どんな気持ちで、どんな思いで
アメリカで一人で暮らしていたのか・・・
それが、息子の心、観る者の心に迫ってくる瞬間
それは、親子の絆が生まれる瞬間でもあり
過去と現在が繋がる瞬間でもあり

主人公の新しい人生が始まる瞬間でもあります

ファイルや、ロッカーの鍵
小物を効果的に扱いながら
主人公が、最終的に行き着いた場所を
抽象的に描く描き方はとても好きですし
印象的なラストに仕上がってるのは、やっぱり

ストリッパーのローラは、実は・・・

っていう、少しひねりのある展開に尽きますね

祖国とか望郷という、手がかりとなるキーを丁寧に扱って
親との繋がりや、自己の確立というテーマに、静かに、でもズバっと踏み込んでいる

なかなか、趣きのある作品です♪

こういうの、好き!!

ローラの、ストリップ登場シーンが、これまたイイ!
ジャックドゥミとアニエスヴァルダの息子
チャップリンの娘
マストロヤンニとカトリーヌドヌーブの娘
ハビエルバルデムの兄
そしてサルマハエック

を見たい人のためだけの映画

なんて

ダメな子ほど可愛い的な作品?

ブルーグレーのルノー5、走行中の助手席でマグカップでコーヒー飲むとか、葬儀のシーンとか、チョコチョコくすぐりありーの

お約束の美脚ナメカットにはサルマハエックはイロモノじゃない!と言いたいところだけどこれが無いと落ち着かないw

マークマホニーがいい感じ

L.A.Woman/The Doors

Renault 5 TL
1966 Ford Mustang

あの墓地、どういうロケーション?







母死亡、ロサンゼルス、イルフォードキャビネの箱、遺産の話、手紙、幼なじみのローラ、赤いマスタング、モルグ、遺体衛生保存士、逃げる、ティファナ、ストリートキッズ、ピンナップだらけのバー、ビール会社の跡取り、ポールダンス、娼婦、オーナールイス、車盗難、パスポート紛失、水の中を走る葬儀の車、フランスでの葬儀、ローラ死んだ、ロシータ、個室、ロッカーの鍵、ルイス、揉み合い、火事、耳切、朝、子供、車知ってる、家、ロッカー、ロシータへの遺産
akrutm

akrutmの感想・評価

4.2
LAに住む母親の訃報を聞いた息子マルタンが、母親に対する複雑な想いを抱えながら、ある人物を探すために旅に出る様子を描いた、マチュー・ドゥミ監督の監督デビュー作となるドラマ映画。マチュー・ドゥミの母親であるアニエス・ヴァルダがプロデューサーとして参加している。監督自身はそのように明言していないが、本映画は明らかにアニエス・ヴァルダの『ドキュモントゥール』の続編であるとともに、父親のジャック・ドゥミにオマージュを捧げた「ローラ三部作」の最終作とでも呼ぶべき作品である。両親の作品とのこのような関係性を知らないままに本作を見てしまうと、本作の半分も味わうことができないだろう。

さらに悪いことに、上記の前提知識とは関係なく、邦題が招く誤解が鑑賞者の評価を著しく低下させてしまっているように思う。『シークレット・オブ・マイ・マザー』という邦題は、いかにも原題(や英題)をそのまま用いているように見えるが、原題は Americano である。(原題の意味は映画の後半で分かる。)母親の秘密なんてタイトルがついていれば、息子が知らなかった母親の秘密や素顔が徐々に明らかになっていくというサスペンス風の映画を期待するだろうが、本作はそんな映画では全くないし、そもそも母親の秘密などと呼べるエピソードは出てこない。おそらくこのような不一致が Filmarks などでの評価の低さにつながっているのだろう。監督の意図を全く無視したような題目を勝手に付けてしまう無神経さには怒りすら覚える。こういう安易な仕事をする人や会社・団体は映画界から退場してほしい。

さて、本映画は『ドキュモントゥール』の続編であるとみなすことができる。マチュー・ドゥミが演じる主役のマルタンは『ドキュモントゥール』と同じ人物である。本作では『ドキュモントゥール』での母親とマルタンの映像がマルタンの回想シーンとして用いられているが、これが単なる回想ではないことは、『ドキュモントゥール』の他の登場人物(タイプを打っている作家)が本作でも登場することから明らかであろう。(なお、『ドキュモントゥール』で母親を演じたサビーヌ・マモーは2003年に亡くなっているため、母親が亡くなったという設定になったのかもしれない。)

しかし、本映画のメインの意図はそこにはない。アニエス・ヴァルダの『ドキュモントゥール』の続編という形を取った、父親のジャック・ドゥミへのオマージュ作品なのである。まずは、本作の重要人物をローラとした点にある。『ローラ』で長編デビューを果たし、夫婦で暮らしたLA時代には『ローラ』の続編(後日譚)として『モデル・ショップ』を撮っているジャック・ドゥミにとって、ローラは思い入れの深いキャラであろう。そのローラという名前を使っただけでも、亡くなった父親への強烈な敬意が見て取れる。LAの街中を車で走るシーンも『モデル・ショップ』によく似ている。

さらに言うと、ある意味でローラはマルタン(=マチュー・ドゥミ)から母親を奪った存在であり、そのローラとジャック・ドゥミを同一視するとすると、父親への複雑な心情も描かれているのかしれない。『ドキュモントゥール』でも、別居を決意してLAに移住したにも関わらず夫を強く想う女性(=アニエス・ヴァルダ)が描かれているのだから。また、キアラ・マストロヤンニ(本作での彼女がすごく輝いていると思うのは私だけだろうか)を起用するあたりも洒落ている。ジャック・ドゥミの『モン・パリ』で共演したマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘がキアラなのだから。

以上のようなことを知った上で本作を見れば、全く違って見えること請け合いである。