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マッキー/Makkhiのhasseのレビュー・感想・評価

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)
3.6
演出4
演技4
脚本3
撮影4
音楽5
技術3
好み4
インスピレーション2

『RRR』のラージャマウリ監督作品。
マフィアみたいな企業の社長に殺された青年がハエに転生し、恋人とともに復讐を果たすだけのストーリーで2時間は正直長く、後半ダレ気味だったが楽しめるところは楽しめた。

序盤の、主人公ジェニによるビンドゥストーカーシーンがめちゃくちゃ好き。ビンドゥもジェニが好きなのだが、毎回適当にあしらってジェニを「くっそ~!↑↑↑」とさせる焦らしっぷり。この生活を二年間続けてきたとか、頭おかしすぎる。笑 日本アニメのツンデレを見慣れた私には、これがインド式ツンデレなのか!?とカルチャーショック。

急にハエに転生したり、謎の黒魔術師タントラが出現したり、意味不明な展開を説明もなく進めていくことや、ハエ視点の生活、筋トレシーンもよいです。ビンドゥのマイクロアーティストというキャラ設定も珍しく最初は要る?となるが、ちゃんと後々生きてくる。

総じて、演出やテンション、キャラクターは好きだが、物語の密度にたいして尺が長かったなという印象でした。
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