スタジオジブリと宮崎駿に関するドキュメンタリー。
テレビでもたまに宮崎駿に密着した番組は放送しているけれど、そこで見た気難しい彼は、このドキュメンタリーの中にはいない。不思議なほど饒舌で愛想がよい。
結構いろいろなところまでカメラの侵入を許されていて、この若い監督はすごいなと思った。若い女性だということも有利に働いたのだろうか、と余計な勘ぐりをしてしまった。
監督は許される限りカメラを回して、本当に遠慮がちに質問をする。主導権は監督側になくて、だから彼女がどんなことをこのドキュメンタリーの核に置きたかったのかがわからない。だから、ドキュメンタリーとしての深度は浅い。
ただ貴重な情報が含まれていることも確かなので、ジブリファンなら一見の価値はあります!