晴海通り

事件の晴海通りのレビュー・感想・評価

事件(1978年製作の映画)
3.6
ジャパニーズ法廷もの。松坂慶子も大竹しのぶも渡瀬恒彦もハマり役過ぎる。昭和の、きっとよくあったような紙一重の刃傷沙汰。オープニングで読み上げられた事件の概要ほど、ことはそう単純じゃない。無垢で爛れた四角(五角?)関係。19歳の男が分別をつけるには、姉妹が美しすぎたか。あるいは時代が悪かったか。

おりしも成人年齢が18歳に引き下げられる。当時の法では19歳だと裁きが変わる。責任能力。理性。当時と比べていまの18-20歳が大人になったとも思えないが。酸いも甘いも噛み分けた裁判長がいい味。

教訓:ナイフを買うのはやめましょう。
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