Mrsフロイ

凍える鏡のMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

凍える鏡(2007年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに開いた配信サイト、一向に先の見えないパンデミック状態の毎日に徒労感が重くのしかかる、ここはひとつ地味でも上質なミステリーでも観てみたいものだ…
そんな独りよがりと思い込みで、何の前知識も情報も無く画面を眺める。
おんや?この青年は誰だろう。。
どっかで見たような。。

途中でその青年が田中圭だと気づくまでに、ストーリーはだいぶ進んだ。が、しかし彼のファンと言う訳でも無い私はどうもこの憂鬱な雰囲気について行けない。

監督大嶋拓のオリジナル脚本、「愛着性パーソナリティ障害」という精神疾患の青年を中心に老いた母と娘の葛藤を描いて行く。
劇場公開は2008年。
作品のホームページに当時の監督の言葉が生々しい。
同じ年に秋葉原無差別殺傷事件が有り、社会から孤立する若者の問題が現実のものになった事に憂慮している。

あれからたった12年、精神疾患の青年は立派なオッサンに成長し、あろう事か多様性の恋愛?に翻弄されている(^_^;)
これからの未来は想像もつかないと思う事にしたい。。。

残念ながら最後まで見届ける事は叶わなかった。
Mrsフロイ

Mrsフロイ