ドロシー

セイフ ヘイヴンのドロシーのレビュー・感想・評価

セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)
3.6
上質なC級映画だなぁ(めっちゃ失礼w)と思いながら観てたら監督はラッセ・ハルストレムて一流監督やったww観客の私のんが何級やって。
とにかく"画"がキレイ。変に揺れたり小細工なしのシンプルな映像が上質な大人映画を感じさせる。海に面した小さな町が舞台なのだが、季節は夏、心地よい潮風が吹く穏やかなトキ。音楽もとっても良くって、初海外だったモルディブを思い出した。訳あり女性(ケイティ)が一人、第二の人生の場としてこの土地を選んだのも頷ける。
ケイティと惹かれ合う相手アレックスには二人の子がおり、妻とは死別で、父子共に未だ辛い経験を癒やせずにいる。今作、大変良かったのが、ケイティとアレックスは結ばれるのだが、決して亡くなった妻の存在をナシにはしないし薄めることもしていない。人は大事な人を忘れなくても新しい恋ができるし、してもいいんだ。
終盤の失速、スリリング展開のチープさは否めずスコア下がり気味であったのが、、ラストのラスト!ゾワゾワゾワ〜〜〜って鳥肌展開!よっ!さすがハルストレム監督!!って。こんな隠し玉が!!!って。女のトキメキポイント分かってらっしゃる!
このゾワゾワ感はあの映画に似てるよって例えて言いたいけど喉まで出てるけど一人であるある言いたい歌って我慢します。
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