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REDリターンズのmaverickのレビュー・感想・評価

REDリターンズ(2013年製作の映画)
3.9
2013年のアメリカ映画。『RED/レッド』の続編。


ブルース・ウィリスが元気な姿で出演しているだけで涙が出そうになった。この頃までは一線で活躍するアクション俳優だった。主演が彼というだけで作品にも風格が出ているのが分かる。彼を筆頭に豪華な出演陣が売りな作品性であり、続編ということでさらにパワーアップを果たしている。ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ヘレン・ミレンに加え、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンスという豪華すぎる布陣が揃った。この面子が揃い踏みしているのを見るだけでわくわくする。

イ・ビョンホンが出演しているのは知っていたけど、予想以上に活躍していて嬉しい。アンソニー・ホプキンスも彼に合った役柄。教授と呼ばれているのは、あの作品のオマージュだよね。

アクション映画としてはそこそこで、楽に観れるポップコーンムービーとしては悪くない。演出も派手で、お金はかかっているのが分かる。銃撃戦は迫力あるし、若手キャスト枠のイ・ビョンホンが体を張ったアクションも見せてくれる。ただ脚本がイマイチでそこが残念。メンバーのみならず、脚本にも力を入れて欲しかった。全体的な印象としては平凡なところに落ち着く。良くも悪くもハリウッドの娯楽大作なイメージだ。


ブルース・ウィリスが現役ならば、続編もあったかもしれない。彼無しでは作品が成り立たないから、ここで完結だろう。このキャストでやれたことが奇跡。今となっては感慨深い。貴重な作品だ。
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