Reznor

るろうに剣心 伝説の最期編のReznorのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、1ヶ月後に続編が見られるなんて嬉しすぎるw
その分スタッフやキャストは大変だっただろうねぇ。

京都大火編の時に引き続き原作愛があるので、相違点に関して思うところは多少あるけれど、それでもとても満足したと言える。
師匠の元で己と向き合うところはちょっと長かったけど、「人斬り抜刀斎」との決別、という意味で重みがあったかな。一度染み付いてしまった人斬りの自分とはそう簡単には離れられない、あの強さは簡単に手に入れたものではないという説得力は感じられた。

不満を少々述べますと、最後に剣心が志々雄を天翔龍閃で圧倒して終わるところはちょっと不満かなぁ。
熱を溜め込み過ぎた体のことも含めて「時代がお前を選んだ」ってことなんだろうけど、結果的に剣心のほうが強かったと取れる描写はちょっとだけ納得いかないかなぁー。
四人がかりでも圧されてしまう志々雄の圧倒的な強さは描けていたと思うけど、結局志々雄には、負けなかったけど勝てもしなかった、ってところが原作で最も魅力的だと思っていたので、まぁ別物として見れば目をつぶれる範囲ではあるけど、少し悲しい。

あと抜刀斎をひっ捕らえろー!の下りを省いてでも、十本刀をもう少し活躍させてほしかったw
でも被害者名を読み上げるところで「清里明良」の名前が上がったところはハッとしたし、そこに挟まれた回想は良かった。

こうなったら、優しい少年だった心太が何故人斬りの道に踏み込んだのか、ってところまで見たいじゃないか...というかそこへ繋ごうと思えば繋げられる伏線はある程度張ってあったね。

今回はTOHOシネマズ日本橋のTCXスクリーンで初鑑賞。
IMAXでの上映がない作品をこの大きさのスクリーンと音響で観れるのは嬉しい。大満足。
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