いとっ亭

るろうに剣心 伝説の最期編のいとっ亭のレビュー・感想・評価

2.5
一作目から使い回しのアクションにカメラワーク、トロトロとした進行、なんで出てきたかわからない伊勢谷さん、御都合主義の明治政府がメインのラスト、本間にもうええやろってなった。
特にアクションなんだけど、爽快感しか残らなくなってる。シーブリーズを口から突っ込まれた感じ。「ザ・レイド」とかブルース・リー師匠みたいに、アクションを行ううえで人間の限界みたいなのが全く見えてこない。というか、地面スレスレの走りとかを多用することで、もう人間じゃない。筋肉のないアクションで、魅せるだけのアクションで、魂震えるものは無かった。
確かに、チャンバラとしては快挙だろうけど、殺陣と比較するのは間違ってるよ。殺陣は殺陣で独特の間合いと如何に美しく切って切られるかとか相対方向の美学があるけど、この映画のアクションは撮ってる奴の自慰っぽい。何か…必死さが足りないというか…
兎に角、あまり楽しめなかった。