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沙耶のいる透視図のcamusonのレビュー・感想・評価

沙耶のいる透視図(1986年製作の映画)
4.0
あまり期待していなかったのですが、いやいや、意外なまでに面白みのある作品でした。

当時19歳の高樹沙耶が、びっくりするくらい可憐です。
(今でも綺麗は綺麗なんですけど、加齢に伴うふてぶてしさ?
女優業以外のパフォーマンスのせいもあって、色気を感じないなんですよね~)

硬派なイメージの名高達郎がエロカメラマン役というのも、
妙にはまっていて面白かったですし、
一風堂の土屋昌巳も演技は決してうまくないのですが、
異常なオーラを評価したいです。

また、プロット・シナリオが綺麗にまとまっていて、最後まで飽きませんでした。
適度に伏線を回収して、最期の鮮烈な場面もタイトルに掛かって来ます。


本作品の監督は映画およびテレビシリーズ「相棒」の和泉聖治監督で、
そういえば、女将の役で高樹が出てますね。なるほどと思いました。
本作品は「相棒」とは全く違い、万人向けの作品ではありませんけど。
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