sonozy

愛の神、エロスのsonozyのレビュー・感想・評価

愛の神、エロス(2004年製作の映画)
-
ミケランジェロ・アントニオーニ 、スティーブン・ソダーバーグ 、ウォン・カーウァイ、3人の監督による中編オムニバス『Eros(愛の神、エロス)』。
3作品の評価が違いすぎて全体スコアは付けられません。笑

ウォン・カーウァイ監督の「若き仕立屋の恋(The Hand)」はロングバージョン版で書いたので割愛しますが、やはりダントツですね。5点。

スティーブン・ソダーバーグ監督『ペンローズの悩み(Equilibrium=均衡/平衡)』
毎日同じ女性の官能的な夢を見るという広告マンのペンローズ(ロバート・ダウニー・Jr) がカウンセラー (アラン・アーキン) に相談に訪れている設定。
ハルという同僚が打ち合わせ時にカツラつけて登場してからその夢を見るようになったという(笑)。
冒頭のエロティックな夢=青系カラー、カウンセリングシーン=モノクロで描かれる。
ペンローズが大きなソファで目を閉じて妄想世界に入ってから、カウンセラーが次第に奇妙な行動を始める〜ラストで再びカラーになり意外な(笑える&わけわからん)オチ。
不思議な読後感が味わえる作品ではあります。3点。

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『危険な道筋(The Dangerous Thread of Things)』。監督が90歳!という高齢で、どこまでまともに関われていたのか疑問ですが、これは残念ながら...1点レベルです。
休暇で旅行中の仲の悪い夫婦クリストファーとクロエ。そして一人暮らしをしているエロティックな女性リンダ。
冒頭からクロエの下着姿〜シースルーの乳見せウェアだったり、唐突なリンダのマスターベーションシーンだったり、海辺の全裸ダンスだったり。。
巨匠には申し訳ないですが、まとまりのない展開とソフトコアポルノ的なエロスに、これが巨匠の遺作かぁ…と悲しくなる作品でした。(笑;)
sonozy

sonozy