このレビューはネタバレを含みます
ウォンカーウォイの若き仕立て屋の恋、スティーブンソダーバーグのペンローズの悩み、ミケランジェロアントニオーニの危険な道筋の3人の監督によるオムニバス。
仕立て屋の恋はウォンカーウォイらしい作品で美しく倦怠感がよい。内容は題名の通り仕立て屋が男に頼って生きる顧客の女に恋をするが女は身を持ち崩し街娼になり肺病になる。それでも仕立て屋の気持ちは変わらない。
他の二本は期待はずれだったかな。ペンローズの悩みは窓越しに女性にちょっかいだしながら精神科医が主人公の夢を聞くシーンが殆どだが夢の内容自体にひかれるものがない。危険な道筋はストーリーが陳腐な気がした。