もか

白い指の戯れのもかのネタバレレビュー・内容・結末

白い指の戯れ(1972年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

70点

デビュー作なのに、それを感じさせないほど、
キレがよくてあっという間だった。

ポルノというよりアクション感が増してたのと
神代辰巳が脚本書いただけあって、神代ぽかった。

レッカー車に引きづられてる壊れた車を見るたびに涙が溢れるのは、自分の人生そのものを見て切なくなってしまってるシーン。

やりたい事もなくて、男の人について行くことしか出来なくなった彼女の末路は、スリの集団に入ってしまう。

でも、何処かで真面目な自分もいて、バスで男の身代わりになって捕まる。

ばかだなって思うけど、それで良かったと思ってる。

そしてまた、レッカー車に引きづられる車を見つめる。

なんとも切ないけど、
その当時の女性を象徴してたのかな?と思う作品だった。
もか

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