ヒラリー

白い指の戯れのヒラリーのレビュー・感想・評価

白い指の戯れ(1972年製作の映画)
3.7
日活ロマンポルノ
脚本で神城辰巳が入ってるのを冒頭で気付いてガッツポーズしそうになった。

男との出会いから少女は変貌を遂げる。
見た目は綺麗な蝶だけど中身は薄汚れた蛾になる感じ。
初対面で感度が良いとかいきなり言われたらめちゃくちゃギョッとするけどな。セクハラも大概にしろ。
あなたは早漏っぽいですねと切り返せる女になりたい。
ぶっちゃけ良いところって言ったら特に思い当たらず、蜻蛉かよってくらいギラギラのグラサンかけて自分のことしか考えてないなー狡い男だわ本当に。
好きだの愛してるだの言葉が軽い軽い、空気より軽いわ。
万引き、スリ、百合、寝取らせとスルスルと場面が、人が入れ替わる。
この前まで処女で無垢な女の子が恋をして男を知ってスリを覚える。
好きだからなんでもしてあげたいという自己犠牲を完全に利用されてる…
わざわざレオタードに着替えてスリの練習するの謎すぎない?ん?って顔してしまった。サービスショットかな。
あと白昼堂々仲間とスリやるシーン、手口が大胆すぎるんだよなぁ〜〜〜
めちゃくちゃわざとらしい、でもそこが昭和っぽい。昭和の映画やけど。
泡風呂で男女乱れるシーンが良かった〜〜〜乱行っていうより泡パーティーみたいな。忖度無しにこのシーンだけは純粋な感じがした。
ラストは大切にして欲しいけど彼女を思うならもう二度と現れないで欲しいという気持ちもある。
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