カーズWSA

ダブルフェイス 秘めた女のカーズWSAのレビュー・感想・評価

ダブルフェイス 秘めた女(2009年製作の映画)
3.5
ソフィーマルソーとモニカベルッチを一緒に出そうって誰が考えた?こんなの反則じゃんかよ。観るに決まってます。二人一役ってのが惜しい。

この映画を観る動機はソフィーマルソーとモニカベルッチにあるでしょう。しかもそれをあまり大きな声で言えない。だってエロいって思われるから。
でもこの映画自体はエロくありません。

8歳までの記憶が全くないソフィーマルソー。あるときから周りが徐々に変わって見え始めます。
ここ私の家?ダンナ?コドモ?私の顔?

何がきっかけでどんなタイミングでそうなったかがイマイチわからん。自伝的な小説を書いたからってことなんだろうけど自分を振り返るのはむしろ出来上がる前、というかその構想を持ったときじゃなかろうか。まあいいや。

顔が半分ずつになるのはおもしろかった。ソフィーベルッチ、モニカマルソーどっちかな。

本人も周りものんびりしてます。こんなんなったらもっと早く医者連れてくだろ。ダンナが理解なさすぎて観ててイライラ。

ソフィーマルソーもモニカベルッチも自分がっていうか周りがおかしなことになってるもんだから常にハアハア息遣いが荒くて常にピンチ感を出してる、もうわかったよ、という気持ちにも。

ただね。ソフィーマルソーとモニカベルッチです。とにかくひとつひとつの所作が美しくて、別になんてことないんだけどひとつも見逃すまいと画面には釘付けになってました。

そしてふたり仲良く並んで座ってるカット。
ちょっとすいません、間に座らせてもらってもいいですか?
ああ、フランス語もイタリア語も喋れねえ。
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