かの悪名高き永江二朗作品ですが、マシンボーイさんオススメとあれば見ないわけにはいきません
父の訃報を聞き約8年ぶりに帰郷した主人公が、当時の自室にあったメガネをかけたところ何と8年前にタイムスリップしたよ…というお話
この8年前が実に色々とあった年で、当時の彼が事故に遭い陸上選手としての夢を断たれ、妹が出来婚をし、そして父との確執が決定的なものとなり家出同然で上京した年
しがないタクシードライバーとしての日々を過ごす彼が陸上を続けられるよう、酒乱だった妹彼のDVにより離婚することがないよう、そして8年間一度も言葉を交わすことのなかった父と禍根を残さぬよう、戸惑いながらも駆け回る主人公がとても魅力的です
というかですね、そもそも篠崎愛が魅力的です
演技力なんてお世辞にも上手とはいえないまでも、なんとなく応援したくなる仕草や佇まい
JK時代に戻った設定なのに制服を着ていないことすら許せてしまうカラダ
常識や倫理観や物理法則なぞ関係ないとばかりに森羅万象を味方にしてしまう彼女はしっかりと「主人公」をしていたように思います
