わろす

ラスト・デイズのわろすのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・デイズ(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

エンリケがめちゃくちゃかっこよかった。点数のうち8割はエンリケに捧げたい。初めは嫌な上司だった奴が、頼もしく、ピンチに助けに入ってくれる、王道はやはり良い。「クソ野郎」と呼ばれたことを少し根に持っている感じなのが可愛い。
世界終末モノはとても好きなジャンルだが、どうにも主人公とその妻に感情移入できず…
こんな時に子供なんて、という主人公の言い分も理解できるし、妻の焦りも理解できる。しかし、2人ともすぐヒステリックになって話し合いが成立しない。主人公が逃げていると言われるが、妻も向き合う事から逃げていると思う。
この手の作品に、中途半端にヒューマンドラマを混ぜて欲しくない派としては、子供云々は正直いらない設定だった。
せめて、ラストシーンで子供たちのグループが外に出ることができている様子から、子供が救いになると示唆されるような伏線があれば良かったのだが。見逃しただろうか?
奇病の原因については明かされないまま終わるので、単なる舞台装置感が否めない。
全体的に地下で移動したり、食糧難から暴動が起きたりといったシーンが多く、謎の奇病に立ち向かうようなエピソードはあまりない。
地下が使えるならもう少し流通など工夫して生活できるのでは…?
外に出られない判定は結構甘めで、窓を開けて空気を吸うのは大丈夫、一度外に出ても死ぬ前に建物に入れば問題ない様子。
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