このレビューはネタバレを含みます
アレが真面目で大人びていて優しくて美しい素敵な子であるのが伝わってくればくるほど辛い。残酷。かなりしんどい。生きていて逃げてくれてよかった。もっとはやく逃げてほしかった。お父さんのあの躊躇のなさに未…
>>続きを読む一番最初の、車引き取ってからひたすら運転するシーンで、あーこれ完全に私の性癖に刺さるタイプのやつだって分かった。
中盤の救いのなさでだいぶ精神がやられるので、独り言でツッコミ入れながらじゃないと見て…
素晴らしい映画。
母の死にそこまで打ちのめされている様子のない娘と、妻の死に明らかな打撃を受けている夫。
後者は仕事を再開し、オーナーの女性をかわいいとまで形容できるほどになり、少しずつ少しずつ立ち…
原題は「Después de Lucía(ルシアの死後、光が消えた後、のダブルミーニング)」
邦題には違和感しかない。
今まだ観てきた映画で最もリアリティーのある「虐め」描写をベースに、家族間の…
ハネケ、トリアー、ズビャギンツェフの系譜に連なるような厭な映画の俊英、ミシェル・フランコ。
ブリットポップバンドのメンバーにいそうな容姿の監督だが、作る映画はとにかく冷たくストイックだ。
そんな…
事故死した最愛の妻の喪失感から抜け出せない料理人の父、そんな父親を心配しながらも母親の代わりとして家事などを行う高校生の娘。2人は人生を見つめ直すため、メキシコシティに移り住む。父親は高い料理の腕を…
>>続きを読む一回観ただけじゃ語りきれない重さがある。最後の淡々としたお父さん完全に感情がふっ飛んでる人。
感情がなにかを機にプッツリとなくなりただただ無気力になる経験は私も何度もあるんだけど、それって私はすご…