たてぃ

ペインレスのたてぃのレビュー・感想・評価

ペインレス(2012年製作の映画)
3.7
2つの物語が並行して描かれた作品。

①1931年のスペインで痛覚を持たない子供が沢山見つかる。彼らは自分だけでなく他人までも傷つけるため、政府は彼らを研究目的も含めて施設に隔離する。しかし内戦が始まり無政府状態となり施設の維持継続が難しくなっていく。内戦が終わり新政府は彼らの安楽死を指示。しかし、1人の少年だけは生き延び、そんな彼に目をつけたのはナチスドイツで彼を捕虜への拷問マシーンへと変貌させる。戦後はスペインに戻り政治犯への拷問マシーンとなる…

②そして現代、交通事故に遭った主人公に白血病が見つかり、生き残る唯一の手段は両親のどちらかによる骨髄移植のみと伝えられる。当然彼は両親に相談するも両親からは実の子でないことを告げられ…そして彼は両親を捜す旅に出る…

スペイン映画らしくグロテスクなシーンがあります。簡単に殺されちゃいます…容赦ないです。

スペイン映画といってもバルセロナのあるカタルーニャが舞台なので、カタラン語メインの数少ない作品です。もちろんスペイン語のセリフもあります。主人公と母親はカタラン語、主人公と父親はスペイン語で話してました。母親は地元出身、父親はカタルーニャ州ではない所の出身だからだと思います。
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