トルーマンバロウズ

ネクロノスのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

ネクロノス(2010年製作の映画)
3.0
中世の時代、人類滅亡を企てた魔術師ネクロノスが国王の手によって処刑された。
しかしネクロノスの魂は生き続け、ついに現代によみがえってしまった‼︎‼︎‼︎

悪魔の毒々モンスターで有名なトロマとジャーマンスプラッターの本場ドイツが手を組んだB級スプラッターホラー映画‼︎
かつて国王に処刑された邪悪な魔術師が現代によみがえって人類滅亡のために生け贄を次々と処刑していくという展開は若干新ゾンビと近い感じがして、規模は小さいが無駄にスケールがでかくて個人的には嫌いではなかった。
スプラッター描写はそれなりに気合が入っており全編通して盛りだくさんでグロシーン目当てならそこそこ楽しめる出来になっていた。
ただ脚本はやや支離滅裂気味で主人公かと思ったヒロインがあっさり殺されたり、全くひねった展開がなかったのはストレートではあったがちょっとどうかと思った。
上映時間が2時間ちょっとありテンポがダレる部分が多かったのも残念だが、ラストの人類の滅亡を示唆する終わり方は悪くなかったし全体的にアンドレアス・シュナースやオラフ・イッテンバッハの作品が好きなら一度は見ても良いかもしれない映画だった。