猿山リム

おしりの猿山リムのレビュー・感想・評価

おしり(2014年製作の映画)
1.4
 11月04日は、尻の日と言うことで鑑賞。
 「いいおしり」の語呂合わせらしいが、「り」がどこからやってきたのかは不明。
 折角なので、知り映画を観ようとそのままズバリ「おしり」というタイトルの映画に的を絞った。

 全裸の女性が和室で尻を向け、ジャケットの左下に「R-15」なんて入っているので、ほんのりお色気な作品を期待しないでもない。

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 えっと、まずR-15相当のお色気シーンはないし、勿論残酷描写も暴力表現もない。
 このジャケットと同じ全裸のシーンがわずかにある程度。
 お尻目当てで鑑賞するのはオススメできない。

 女の子たちが共同で店舗付き住宅を借りて、各々好きな商売を展開しようと計画し、見つけた破格の物件が・・・。
 尻をなでる幽霊・・・。
 
 良い作品は下手な感想書くとネタバレ崩壊してしまうから何もかけないが、スカスカな作品もスカスカすぎて嘘を避けると何もかけない。
 ホラーでもエロでもギャグでもない。
 何だろう、オチがなくて過程も面白くないコントのような感じか。
 そんな内容で、70分の作品名割に、普通に矛盾点があるので、何が言いたいのか・・・。
 オチがないから当然だけど、伏線もないし、間違った伏線はなくもないけど・・・。
 なんだかなぁ・・・ちょいちょい挟まれる小粋なギャグの連発は、コメディの表現なんじゃ無くて、関西女子の日常会話なんだろうなぁ。

 エンドロールまで観ると、役名が役者の名前とお尻っぽいワードの豪勢なことが多いのに気づけるが・・・本編と何の関係はない。

 特典映像は、メイキングではあるが、よくある身内を褒め合う物ではなく、女優陣がメイキングカメラを回しながらフザケ合うシーンが詰め込まれていて、ドを超したおふざけが面白くはある。
 メイキングとしてどうかと思わないでもないが・・・。

 せめて「おしり」の魅力があれば褒めどころになったのに、褒めるところが見当たらない。
 よくまぁこんな作品が世に出てたなぁという所ぐらいか。
 タイトルとジャケ写だけだなぁ・・・
 それでも、もう少し「おしり」を仕込めたと思うんだよね。
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