2021年1月5本目
2021年通算5本目
Amazon primeで視聴。
途中で観たことあったの思い出しつつも
最後まで完走してしまう。
自分の身に降りかかる困難や壁、
超えられなかった時に責任転嫁したり
自分に非は無いと卑屈になることを繰り返し、主人公は気がつけば芸歴20年の売れないマジシャンに。
8年足らずでテレビに引っ張りだこの
後輩からはすっかりナメられる上に、
縁を切った父の訃報が手元に届く。
なぜ自分はここまでツイていないのか、
屈折しきった彼に突如として雷が落雷。
目覚めた先は40年前の日本!?
手元には培った経験と
1つの500円玉だけ。
転がり込むようにして芸人が鎬を削り合う浅草演芸ホールで出会うのは、
若かりし頃の父と母だった—————。
すっかり水曜どうでしょうの「やられっぷり」が世間に知れ渡った大泉洋だからこそ、物語冒頭の心が曇りきった主人公の振る舞いは凄みすら感じる。
病弱で華奢な母役、柴咲コウや
ダメダメだけど妻のために現場を
変えていかないとといけないと焦りもがく
父役を劇団ひとりが演じる。
まさにハマり役なキャスト陣と演技が
シナリオとしては単純なんだけど、
心を揺さぶる96分を作り上げた。
劇団ひとり、
芸人よりもクリエイター肌やね。脱帽。