このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.01.18_24-20
「愛こそ万有引力だ」
40分に1人が自殺する街でのコミカルなブラックジョーク映画。みんな死にたいと言うクセに死に方にはこだわるのも面白いなと思った。
この絵柄とテーマでミュージカルなのが凄く新鮮。ダークで体調悪そうなキャラたちが歌っているギャップが面白い。
全体的な色味が好きで、キャラデザもかわいくて好みだった。なぜかクセになる顔をしていた。
父がミシマという名前で刀を振り回しているの三島由紀夫ってことか。アランは幸福論かな?マリリンはマリリン・モンローとか...?他のキャラも誰かをモチーフにしているのかな?
両親が自殺用品を売ることに対して罪悪感があることにビックリしたし、ラストで急に前向きになるのも突然すぎて感情に着いていけなかった。突然一目惚れで結婚する姉も急展開だったし、結婚相手もそれですぐに自殺をやめるし...
途中までは良かったのにラストが駆け足すぎて、心境の変化などが雑になっていて惜しいなと思った。
結局あの最後のおじさんは自殺したって事か...人生に前向きになるエンドなら助けて欲しかったな。
ラストみんなで歌う時も自殺した人たちの霊が出てきて、「私たちみたいになるな」って言ってたし余計に何だかな〜という気持ち。
ラストはクレープ屋に転職ハッピーエンド