マーベル大好き

LIFE!のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
4.0
世界をみれば人は変わる。


主人公のウォルター(ベンスティラー)は青年期に父親を亡くしそれ以降家族を支えるためコツコツと働き、地に足をつけ真面目に生きてきた。
仕事に真面目に取り組みながらも平凡で無難に生きてきた彼は思い切った行動をとるのが苦手でたびたび空想の世界に入りぼんやりして周囲を困惑させてしまう。
職場のフォトグラフ雑誌『ライフ』の編集部で同僚のシェリル(クリステンウィグ)に声をかけることも出来ず彼女がパートナー探しのために登録したウェブサイトを知り同様に登録するもネット上でも彼女にアプローチ出来ずにいた。
ある日、ライフが事業再編のために廃刊が決まり新しいボスのテッド(アダムスコット)に会うがまたもや空想の世界にはいっていたウォルターは彼に嘲笑される。
ライフ誌が誇るフォトジャーナリストのショーン(ショーンペン)はライフ誌の廃刊を事前に知っておりネガフィルム管理者のウォルターへ感謝の印として革財布と手紙を添えてフィルムを送ってくる。最終号の表紙となるネガの指定がショーンからの手紙に記されているが、指定されたフィルムの25番は抜け落ちていた。
テッドの社員のリストラが始まると同時に抜け落ちた25番目のフィルムを提出するようテッドから命令されたウォルターは残りのフィルムに写っている手がかりを元にショーンに25番のフィルムのありかを尋ねるためショーンの痕跡を追う旅にでる。


序盤はウォルターがたびたび空想の世界にトリップするため(最近でならドラマ危険なビーナスの伯郎の妄想癖のような)現実と空想の世界に振り回され少し疲れたものの、とても良い映画だった。
自己紹介文で自分の体験談を書くことも出来ないほど平凡で無難に生きてきた彼が最終号の表紙を飾るネガを探す旅にでることで旅先での経験や人との出会いによって心が豊かになっていく描写に旅行になかなか行けない状況の今特に揺さぶられる。


そしてなんの縁かここでワンダヴィジョンに登場するキャスリンハーンに出会う

昔はよく一人旅したなぁ…また海外一人旅したいなぁ。