このレビューはネタバレを含みます
LIFE誌の写真管理の仕事をしている主人公は起きて欲しいことを妄想するばかりで現実には何もしてこなかったが、一枚の写真を探し求めて世界を駆け巡る中で変化していく話。
まずはロケーションがすごく綺麗。特にグリーンランド。自転車で疾走するシーンはずっと見ていられた。
そして、社訓がいい。
To see the world ,
Things dangerous to come to,
To see behind the wall,
To draw closer,
To find each other and to feel.
That is the purpose of life.
主人公は社訓の通りに動いた。言葉の通じない海外へ行き、極寒の海に飛び込んでサメと闘う。それを経た最後の表紙が主人公であったのはとても良かった。これは主人公に変化が訪れる前から日々真摯に、人生をかけてLIFE誌を作り上げていたことを意味しているのだろう。
人生とはきっと知らない世界に飛びこむものではないだろうか