ぴよまろ

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレンのぴよまろのレビュー・感想・評価

3.4
ゲーム「ファイナルファンタジーVII」の2年後を描いた映像作品。世界滅亡の危機は去ったものの、星痕症候群と呼ばれる謎の病気が蔓延する中、主人公クラウドを襲う謎の人物たちとの戦いと、かつての仲間たちとの再会を描いた、外伝的作品。

ファイナルファンタジーVIIは、プレイステーション時代のローポリだったキャラクターたちが、精細なCGで描かれ、想像以上にアクションしまくるという、それだけでFF7をプレイした人にとってはうれしい作品。それぞれのキャラクターにも見せ場があり、ゲームで幾度も目にした「リミット技」も、物語を邪魔しない程度に披露してくれるのが、ファンムービーとしても素晴らしいです。また、物語もゲームで語りきられなかった部分に焦点が当てられており(というか、ゲームのクライマックスが語られなさすぎなのですが)、ザックスやエアリスの想いが、やっと完結した、と思わせられました。

物語としての新鮮さは少ないものの(結局セフィロスとエアリス)、破綻なく丁寧を語ってくれているのと、ゲームで想像していた世界がリアルに観られる、という点で、ファンムービーとして、よい作品でした。
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