このレビューはネタバレを含みます
子供時代の甘酸っぱい思い出にフランスが抱える移民問題を絡めた作品、
親は全力で子供を心配して、気にかけるのに、子供は子供の世界で生きてる
最初に男の子が、好きな子のために買ったけど渡せなくて捨てた花をお母さんにあげるシーンが抽象的
ヨーロッパ中でその行動が波及していくのも面白いよね。
あの時点では誘拐されたのか、無事なのかも分からないのに、同じ境遇の子供達には何が起きたのか伝わるっていう。
これからの社会を作っていく力強さを子供に感じるとともに、守ろうとする親の気持ちの不通というか、徒労感も感じる
あと、あの場で賛否両論あるにしろ、違法な状態で滞在してる子供を学校が守ろうとしてるのが印象的だった
子供はそうだよね、そうあるべき
日本だったら、「違法なんだから!」で除外しようとする声の方が大きくなっちゃう気もするよ…。
妹ちゃんが可愛すぎた!兄ちゃんいる子特有のおませさんな感じが
チェチェンの従兄弟の父権的な感じもこう…グッと来るものがあるよね…フランス社会とは違う文化って感じがする
お母さん役も、あのチェチェンの女の子も可愛かったなあ…