APACHE

渇き。のAPACHEのレビュー・感想・評価

渇き。(2013年製作の映画)
4.1
【渇き。】感想

Netflixで観賞🎞

妻の不倫相手に暴行を加えて仕事も家庭も失った元刑事の藤島昭和は、別れた元妻の桐子から娘の加奈子が失踪したと知らされ、その行方を追う。容姿端麗な優等生で、学校ではマドンナ的存在のはずの加奈子だったが、その交友関係をたどるうちに、これまで知らなかった人物像が次々と浮かび上がってくる。娘の本当の姿を知れば知るほどに、昭和は激情に駆られ、次第に暴走。その行く先々は血で彩られていく。
第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の「果てしなき渇き」を映画化。

ろくでなしの元刑事・昭和役に役所広司。
娘・加奈子役に、この頃新人の小松菜奈。
妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀らが脇を固め、狂った人間たちを演じる。

登場する人物の大半がイカれていて、暴力・ドラッグ・性描写の残虐表現が狂っている。

時系列も人間関係も断片的なため、読解力に自信がない人にはオススメできない。

流石の役所広司。
それに負けないくらいの小松菜奈の存在感。
一番振り切った狂い方は、妻夫木聡。

なかなか出会えない日本ノワール映画でした。
APACHE

APACHE