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愛の渦のabokadoのネタバレレビュー・内容・結末

愛の渦(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

マークもしていなかった作品だったが色んな条件が揃い見たいなぁと思い見る当日は仕事もおろそかに見たい気持ちがすば抜けてた笑
テーマは『乱交パーティ』なので一見いやらしさや酷いものを想像するけどそんなことは一切ない。(テーマがテーマなだけに描写はたくさんあるけれども。)エロでもないし汚い訳でもない人間群像劇、そこに人間の欲望である性欲を重ねて徐々に明らかになってく参加者の思惑や本音が渦巻く。
ちょっとたわわになったお見合いパーティー?みたいな雰囲気からどうなるんだろうと見ていると新井浩文演じるフリーターが先陣切ってその雰囲気にしちゃうんだからさすが‼︎‼︎後はみんな流れに沿って動物の本能のままにやりまくる。ただただやりまくる。
けど‼︎池松壮亮演じるニートだけはこの一夜を通して同じようなタイプの大学生に恋をしちゃうんだからそりゃもうルール違反ですよ〜 ワンナイトラブの関係を場外に持ってこうとしちゃって、かたや大学生は昼の自分と切り離して会場内だけの自分で居ようとするんだからロマンス成功なんてありえない、ありえないんだけど淡く期待しちゃうんですよね〜ラスト切なかった。
『あそこにいたのは私じゃないんだと思います』『あそこにいた僕は本当の僕です。』正反対の答え。大学生も少なからず好意は抱いていたけどあんな場所で知り合った手前だし、あの場での自分が全てであり行為により好意を持たれたかもしれないと不安でいっぱいだったんだろう。複雑かつ切ない。 そしてボーイズオンザランの監督でもある三浦大輔監督はたくさん笑ってほしい!とのことだった。想い通りおおいに笑わせていただきました‼︎童貞がラスト間際プロ並みになってたのもウケたし途中に入ってくる柄本時生カップルの存在から台詞まで笑えたし。それも全部演者さん達の振り切った裸の体当たり演技の賜物‼︎
もしあそこに自分が居たら、、
容姿、性格、年的にもダントツ、カトウイサム(池松壮亮)希望である。
人間いつも偽って生きてるから剥き出しで生きる場も必要だよねって思えた。自分は見てよかったです。これはエンターテイメントだね。
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