シミタカ

愛の渦のシミタカのレビュー・感想・評価

愛の渦(2013年製作の映画)
4.3
私は好きでしたねぇ〜!4.3付けるぐらい好きでした!

この映画を観るきっかけが、門脇麦さんのヌードであったり、ぶっ飛んだ設定であったりする人は私だけではないと思いますww
しかし、本作はそういう次元の映画でないことを分かっていただきたい!

そう言い切れる理由を3つ書かせていただきます。


①演出とかBGMの使い方が上手い!
私が驚いたのは、OPのBGMが流れてタイトルが出るまでの僅かな時間で一気に引き込まれたことです。
誰でも経験したことあると思います。始めて一人で歩く夜の繁華街。始めて怪しい雰囲気の店で飲んだお酒。
あの気持ちにさせられますww
「これ?俺、大丈夫なの?何かヤバイんじゃない?何か分からないけど、何かヤバイんじゃないの!」ってな感じです。
他にも、雰囲気出る演出だなぁ〜!と思うところたくさんあります。


②最初の30分は感情移入の嵐!
皆さん考えてもみてください。そういう趣旨で集まった男女それぞれ4人 計8人ですが、いきなり何の前触れもなく2人1組になって始まる訳がないですよね。

つまり、自己紹介→アイスブレイク→相手へのアプローチ→ペアの完成
このプロセスは絶対必要なんですよ!
このプロセスって、人によってどの段階まで経験があるか差はあるにしても、必ず通って来た道ではないですか?

だから、劇中最初の30分は、驚くほど普通な、ありふれた会話が行われてますよww
探り探りの感じとか、ぎこちない会話とか、すごく同感できる点があるんですよ。なので、私はとても楽しめました。
しかも、一瞬ですが、就職活動のグループディスカッションみたいになるシーンがあるんですよwwスゲ〜面白かったですね。


③朝になってからの急展開
最初の30分以降は、どう考えても狂ってるんですよww
ただ、AM5:00でその集まりは終わりなんですよ。つまり、朝の訪れと同時に嫌でも現実世界に引き戻される訳ですよ。

その朝の訪れの描写が素晴らしくエモーショナルです。
また、ラストのオチが本当に良く出来ています。


一見の価値ある作品だと思いますよ。


〈豆知識〉
オーディションの段階から裸になった門脇麦さんだが、三浦大輔監督も「僕も一緒に脱ぎます」と言って裸になってくれた。
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