異なった世界の二人の若者が協力し合いながら新しい世界を切り開いていくアニメーション作品。
地上とは重力が逆さまの地下に住む長のご息女パテマ。
活発な彼女は、ある時、深い穴に落ちてしまう。
穴の底には地下のパテマの住む世界とはサカサマの重量の世界が広がっており、そこでアイガ人の少年と出会う。
サカサマの重力世界から落ちてきた彼女は、そのまま空に吸い込まれそうになるが、少年が抱き留める。
しかしパテマは治安警察に見つかり、連行されてしまう。
少年はパテマを救い出そうとするが………
パテマは長の娘で、地下の閉ざされた世界ではあるが、民族衣装をまとい自由に生きる。
一方、少年は青空が広がる都市の住民で、堅苦しい学生服を着て管理社会に暮らしている。
二人の住む世界が対照的に描かれている。
パテマはどことなく「風の谷のナウシカ」などのジプリのヒロインを連想させる。
サカサマの重力が働く不思議な世界観が見どころです。
終盤、重力と二つの世界の上下関係がおかしいと感じたのは私だけでしょうか？
BS TVで鑑賞
