真一

サカサマのパテマの真一のレビュー・感想・評価

サカサマのパテマ(2013年製作の映画)
2.7
 重力が逆向き⤴️に働き、すごい勢いで空⛅に落ちていく女の子👧と、シャイな僕👦の出会いを描いたファンタジーアニメ。「人が空に落ちていく世界」を思い付いたその想像力に脱帽です。

 この作品では、地面🗻は宇宙🌐の天井。地上から突き出た柵や柱から手✋を話せば、足元👣に広がる底無しの青空🔵に落ちていくー。よくぞ、こんな世界観を発見したものだ。とにかくスゴい高度感で、足👣がすくむ。こうした豊かな発想力が日本🇯🇵のアニメ文化を支えている気がする。見事です。

 ただ、サカサマ人⤴️を憎悪する国家指導者の描き方があまりに稚拙。「クックック」と悪人面👿で笑いながら少女をいたぶる権力者キャラなんて、いくらなんでも昭和過ぎる…(´-ω-`)

 本作品は、人が空に落ちていくハイパーSFファンタジーなんだから、わざわざ一知半解の排他主義やヘイトクライムを取り上げて墓穴を掘らなくても良かったのではないかと思う。映像が美しいだけに残念です。
真一

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