えし

サカサマのパテマのえしのレビュー・感想・評価

サカサマのパテマ(2013年製作の映画)
3.7
上下で抱き合いながら飛んでいく。僕なら邪なことしか考えられない。

主人公は中学生くらいの男子。
ガチガチに管理された社会に嫌気がさしていて、教師にも反抗的な態度をとっていた。社会は空を忌み嫌い、空を見上げる事すら咎められてしまうからだ。
そんな中、1人の女の子が彼の目の前に現れる。彼が驚くのも無理がない。彼女がサカサマの姿だったからだ。

これはアイデア賞あげたい。同時期に似たようなテーマの洋画があったのはたまたまなんだろうけど。
重力の向きがお互い逆なので、地上の人間から見ると地下の人間はサカサマ人だし、また逆も然り。
人間がもめる原因は、逆の立場に置き換えて考えられないからなのかも…なんて思ったり。
視点が地上側なのか地下側なのか、切り替わった時に頭が混乱するのはちょっと面白く感じた。
オチに関しては、見始めてすぐもしかしたらこういう事なんじゃあ…って思った通り。でも昔の名作にもあるこの手のオチ、好きなんだよなぁ。
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