rage30

ミッドナイト・ガイズのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

刑務所を出所した仲間と再会する、元ギャングの話。

タイトルやポスターを見る限り、渋いギャング映画を想像していたのですが、実際は老人になったギャングがバカ騒ぎする一夜を描いたコメディーでしたね。

特に、あまりコメディーのイメージがない、アル・パチーノが自虐ネタを繰り広げるのには結構な衝撃がありました。
いや、面白いは面白いんですよ。
あのアル・パチーノがEDで狼狽えるとか、ギャップがあって笑えるんだけど、一方で、アル・パチーノの老いに切ない気持ちになる部分もあって、何とも複雑な気持ちに…。

もうちょっと普段から可愛げのある役者なら、もっと気兼ねなく笑えるんでしょうけど、やっぱりアル・パチーノにはカッコ良い男でいて欲しいのでね。
最近はデ・ニーロも『ダーティ・グランパ』で酷い役を演じてましたが、この辺のベテラン俳優には、もうちょっとファンの幻想を大切にして欲しいものです。笑

そんな感じで、老人達のバカ騒ぎを描いた作品なので、中高年の人なら、より楽しめるのではないでしょうか。
基本コメディーですが、最後には主人公達の友情にグッと来るものがあるし、スーツをビシッと決めてカチコミに行くシーンは、今も変わらずカッコ良かったです。
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