海の沈黙に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「海の沈黙」に投稿された感想・評価

カラン

カランの感想・評価

3.5

ロッセリーニの『無防備都市』(1945)はナチスが撤退し、戦火を避けるために、非武装地域になったローマやフィレンツェの映画だった。その少し前、1940年にナチスがフランスに侵攻してからわずか1月で、…

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スルガ

スルガの感想・評価

3.6

沈黙を貫く。

ドイツ占領下のフランスを舞台に、老人とその姪の家にドイツ兵が寄宿し、沈黙し抵抗し続ける様子を描く。

沈黙が続く映画なのに、会話が多い不思議な映画だった。ドイツ兵の口から語られること…

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海大

海大の感想・評価

4.0

メルヴィル三作目。
沈黙の老人とその姪。
の代わりに老人のナレーションが細かな感情の動きを語ってくれるのだが、それ込みで観ることで
彼らの顔の表情や動きから事細かく感情が伝わってきて、これもまたいい…

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ぶん

ぶんの感想・評価

3.9

戦争の実態を知らない夢見るゆめお君の芸術と美と希望の話を永遠に聞かされるフランス民間人のおじいさんと姪の娘。
頑なに沈黙を貫くが次第に翻弄され心が揺らいでいく。

戦争が平和に繋がるなどと本当に信じ…

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原題『Le Silence de la Mer』(1947)

監督・脚本 : ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影 : アンリ・ドカエ
編集 : ジャン=ピエール・メルヴィル、アンリ・ドカエ
音楽 …

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odyss

odyssの感想・評価

3.5

【アイロニー含みの演劇的作品】

モノクロ画面と演劇的な構図によって見せる映画です。

第二次大戦期にナチスドイツに占領されたフランス。その田舎町に住む老人と孫娘の家に、ドイツ人将校が逗留することに…

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風ノ助

風ノ助の感想・評価

4.0

ドイツ占領下のフランスで郊外の家庭に同居するため黒い森(ドイツのこと)からやってきた将校

礼儀正しく、毎夜フランスへの愛を語る将校にその家の主人と姪は海(フランスのこと)の沈黙で応じた

芸術を愛…

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mononcle

mononcleの感想・評価

3.5

J.P.メルヴィルのデビュー作。
ストイックな作風は、カール・ドライヤー、ブレッソンに似ている。だが、やたら五月蝿い音楽の使い方がまだ演出に慣れていないのか、感受性を疑ってしまう。

撮影はアンリ・…

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終わらないモノローグ

1947年 フランス作品

チクタクチクタク…
時計の針の音が
静けさを際立たせる

雪景色
暖炉の炎
瞳の輝き
モノクロの映像が
美しさを際立たせる

フランスの田舎町
老…

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1941年ドイツ占領下のフランス。老人と姪が暮らす家が接収され、ドイツ軍将校が同居することになる。将校は毎日軍服から私服に着替えて2人の前に現れ、フランスへの憧れなど様々な話をするが、ドイツへの抵抗…

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