映画作りの教科書にしてもいい作品。
良かった点。
・テンポが良く観やすい
・戦うヒロインが頑張る
・グロ描写のインパクト
悪かった点。
・80年代のテイスト
・主要人物の無敵補正
まさに80年代という感じの作品。
まだCGなんて使わなかった時代。
手作り感満載のクリーチャーたち。
便利なネットやスマホがない時代。
古き良きSFのホラー映画の作品。
30年前の作品でもしっかりしている。
その理由は手がけている製作陣だろう。
監督はチャック・ラッセルという人物。
『エルム街の悪夢/惨劇の館』
『マスク』監督
『イレイザー』監督
『スコーピオン・キング』
その後手がけた作品はかなり有名です。
脚本にフランク・ダラボンという人物。
『ザ・フライ/2世誕生』脚本
『フランケンシュタイン』脚本
『ショーシャンクの空に』監督&脚本
『プライベート・ライアン』脚本
『グリーンマイル』監督&脚本&製作
『ミスト』監督&脚本&製作
聞いた事のある作品ばかりを手がける。
本作の構成がしっかりしている理由だ。
この二人がタッグを組むなら当然です。
B級映画だが安定した面白さなのです。
映画作りの教科書にしてもいい組み立て。
ダラダラした邦画に見習って欲しいほど。
不必要な描写を大胆にカットする編集力。
これも映画作りに必要な英断だと言える。
それをしない邦画は本当に残念すぎます。
ただ、これは子供時代に鑑賞するとトラウマレベル。
今の子供は知らないが、当時はなかなかのトラウマ。
夜は一人でトイレに行けないほどのグロい描写です。
主人公と思わせる人物があっさりと退場。
活躍するだろう保安官も気づいたら退場。
まさか子供が犠牲になるなんて思わない。
明らかに死亡フラグがあるのに生き残る。
いい意味でかなり裏切った構成でもある。
スティーヴ・マックイーンの初主演作のリメイク。
ちゃんと本作で彼に対するオマージュがあります。
やはり、バイクは欠かせないアイテムとなります。
ちゃんと活躍するけど、思っていたよりも短いが。
原作は未鑑賞だが是非とも比べてみたいところです。
リメイク版として非常によく出来た作品だと言える。