人生の無駄遣い

メガ・ピラニアの人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

メガ・ピラニア(2010年製作の映画)
2.3
ピラニアの良さを全殺ししたメガ級作品。


ベネズエラの食料問題を解決するために
魚を遺伝子改造する研究所から
ピラニアが脱走し成長&繁殖して
たまたま近くにいたアメリカ大使と
ベネズエラ政府高官を襲撃する。

両政府のVIPの謎の死を調査するために
ベネズエラに訪れた主人公は
死の原因がピラニアだと断定するが
ベネズエラ軍に命を狙われてしまう。

主人公・ベネズエラ軍・ピラニアの
三つ巴のパニックアクション作品開幕。


集団で囓るからピラニアが怖いのに
デカくて丸呑みしたらピラニアの意味が…

食料問題を解決するのに魚を改造するのは
まぁ分かるけれど
ピラニアを遺伝子改造する必要は無い。

しかも脱走させておいて
「ピラニアのヤバさを軍が理解してない」
と有識者みたいにイキるヒロイン。
(そもそもお前が逃がすからだろ!!)

その後も繁殖したピラニアを追って
アメリカ軍が対抗措置を練ってる時も
「ピラニアの成長速度が〜弱点が〜」
と軍司令ポジでイキるヒロイン。
(そもそもお前がry)

挙句の果てには、作戦決行の土壇場で
ピラニア誘導装置という何の脈絡もない
重要アイテムをさらっと渡してくる。
(最初からそれ使えやボケェ!!)

ラストは人類を救った英雄ポジとして
主人公と幸せなキスをして終わり。

本来なら人類の大戦犯として裁かれるべき
絶対的な悪なはずなのに
救世主で彼氏もゲットするという
マッチポンプ型サクセスストーリー作品。

ピラニアとのパニック要素がほぼないし
ベネズエラ軍との謎チェイスの方が長い。

唯一の見どころは主人公が
エアロビクスの足上げの要領で
交互にピラニアを弾き飛ばすところ。
(ウエストに負荷が掛かるやつやで!)
痩せるぜこれは!!

画面に映るピラニアの大きさに対して
面白さはグッピー級な
おススメできない作品でした。
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