SNSの闇から炙り出される、人間のもろさや絆…
心臓がぎゅうぅって締め付けられる、重厚な映画でした…(´；ω；｀)
子どもを亡くして以来交流の少ない夫婦。その妻が苦しみを打ち明けるために使っていた支援サイトから始まったクレジットカード詐欺…。父との関係に悩む息子がちょっとしたイタズラ心ではじめた、冴えない同級生へのなりすましチャット…。未成年をアダルトサイトで働かせる組織を取材してキャリアアップを図る女性リポーター…
関係のないはずの3つの事件に、登場人物が複雑に絡み合う、見ていてとても面白い脚本だなーと思いました。
度が過ぎた人もいるけれど、登場人物全員が、誰かのことをちゃんと想っている。でもそれが本当にその人のためになっているとは限らない、想いが届いているかの保証もない…
ああ人間ってなんて難しいんだろう（´-`）. 鑑賞後は相田みつをさんの詩を読んで癒されたくなります。人間だものね。笑
3つの事件がクライマックスを迎えるまでのラスト30分は、目が離せなくなって心臓がバクバクです。
最後そこで終わっちゃうのかよー！っていう気持ちになりますが、これはきっと裏を返せばハッピーエンド。傷ついた人も傷つけた人も、今よりいいところに向かえる兆しがしっかりと残る作品。
いい映画でしたー！
