かえ

ラストエンペラーのかえのネタバレレビュー・内容・結末

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観て良かった映画!!
お金のかけ方が尋常じゃないし、その制作費用に見合う物語と音楽だった。

けれど、中国人役が全員英語で会話している違和感で最初の3分の1が過ぎてしまった。欧米人から観た日本のミュージカルってこういう感覚なのかなとか。泥と汗にまみれて地面に額を擦り付けているアジア人が英語を話すのはなんとも居心地が悪かった。

その中でも、あどけない皇帝が大人にインク飲ませたり、ネズミ投げつけたり、美しい夫人が公衆の面前で白薔薇を食べたりと、感情のほとばしりをエキセントリックに表現してるシーンが印象に残った。
歴史絵巻の中でもチラリと見える強烈な私情が美しいと思った。

あの俳優さんかっこ良かったなあと思っていたら坂本龍一本人だった。彼だと認識した上でもう一回見返したいくらい。自分が登場するカットにどんなメロディをつけているのか知りたい。
音楽は第二夫人が出ていく場面が一番好き。
かえ

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