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ラストエンペラーのkerokeromanのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
2.5
いつかは見なくちゃならんよなと思っていた

大作だなとおもう
映像美もすごいと思うし、人もお金もかかっているのは容易に想像できる

溥儀の人生を伝えるという意味では良くできた作品だとは思う

ただ、全体的な流れがゆったりとしていて起伏が少なく、史実が元になっているからしょうがないとは思うけれど、事実の羅列になっていて所謂伝記映画としてしてしか見れず、退屈な時間も長かった

美術やセットなどにあれだけ力を入れているのに言語が英語なのは冒頭から違和感が酷くて残念だった

恐らく溥儀に感情移入して同情しながら見るのが一番楽しめるスタイルなのだろうが、たしかに大変だっただろうな、と思う一方、もっと大変な奴ら山ほどいるで、とも思ってしまい全然感情移入もできなかった

また、wikipedia見ると、ところどころ事実と違うじゃんとかこれ入れなくていいんかいみたいなところが結構多かった

映像作品としてのクオリティは高いだけに乗り切れなかったのが残念
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