このレビューはネタバレを含みます
2024年:22本目
202403:8本目
・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★
清朝最後の皇帝、溥儀の波瀾万丈な人生を描く作品。
坂本龍一も出演し、音楽も担当。
満州事変が絡んでくることもあり、ガッツリと日本も出てくる。
地政学的にも資源的にも重要な意味を持っていた満州。
生を受けた時からあまりにも重い宿命と責務を背負った溥儀。紫禁城の外へ出ることも許されず、孤独を抱えている。
権力を握っている一方で、自由もなく周囲の人間も彼を利用する。
紆余曲折の末自殺未遂、逮捕後の勾留生活を経て辿り着いた自分の原点である場所。
最後の憑き物が落ちたような笑顔が印象的です。