愛新覚羅溥儀 中国最後の皇帝
忘れようにも忘れないこの名前
だけど、実際どういう生涯だったのかはよく知らず…
近代史をもっと知らないと思いました。
でもよく考えてみると、秦の始皇帝から始まってる皇帝陛下の最後と考えると、歴史が長い中で、占領下において、落ちていくのは悲劇だなと思う。
1900年代でも宦官がいるのも、その宮廷だけ時間が止まっているようで、不思議な感覚。
その中で溥儀はその流れに佇んでるだけ、生きているだけだし、閉塞感募りに募る。
大人になって、この国統治したい!
皇帝となるのだと息巻いても、日本が迫ってくる。
溥儀がどう動こうにも、時代の流れに巻き込まれて、思い通りにならないのは、可哀そうとしか言いようがない。
与えられる生き方をしてきたから、与えるというか能動的なことは難しかったのかななんて思う。
釈放されてからは、幸せだったんだろうか。そんな疑問も残りつつのラスト。
エンドロールが終わってスクリーン真っ黒なのに、音楽は鳴り続けるっていう演出?
余韻たなびいて好き。坂本龍一バンザイ