Kyonsider

ラストエンペラーのKyonsiderのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
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愛新覚羅溥儀 中国最後の皇帝

忘れようにも忘れないこの名前
だけど、実際どういう生涯だったのかはよく知らず…

近代史をもっと知らないと思いました。

でもよく考えてみると、秦の始皇帝から始まってる皇帝陛下の最後と考えると、歴史が長い中で、占領下において、落ちていくのは悲劇だなと思う。

1900年代でも宦官がいるのも、その宮廷だけ時間が止まっているようで、不思議な感覚。

その中で溥儀はその流れに佇んでるだけ、生きているだけだし、閉塞感募りに募る。

大人になって、この国統治したい!
皇帝となるのだと息巻いても、日本が迫ってくる。

溥儀がどう動こうにも、時代の流れに巻き込まれて、思い通りにならないのは、可哀そうとしか言いようがない。

与えられる生き方をしてきたから、与えるというか能動的なことは難しかったのかななんて思う。

釈放されてからは、幸せだったんだろうか。そんな疑問も残りつつのラスト。

エンドロールが終わってスクリーン真っ黒なのに、音楽は鳴り続けるっていう演出?
余韻たなびいて好き。坂本龍一バンザイ
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