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ラストエンペラーのkamのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
4.0
映画館で鑑賞。
前回DVDで見た時より、スコアアップ。
この長尺をこのエンタメに仕上げた作品はなかなかない。さらば我が愛と並ぶ中国歴史作品の名作。

以下前回2017/3/11 DVD鑑賞レビュー

清国最後の皇帝であり、日本帝国の傀儡国家であった満州国の最初で最後の皇帝であった溥儀の生涯を描いた叙事詩。

清国での形だけの操り人形としての皇帝の地位、紫禁城の外の世界を知ることのできない窮屈さに嫌気がさしながらも、皇帝を追われてからは、また皇帝になりたいという欲から、満州国の皇帝に。そこでは日本の傀儡国家の皇帝という、清国の頃と同じ操り人形になってしまう。

孤独で、悲しい生涯が描かれていたけど、これだけ色々な境遇を一度の人生で体験できる人はいないのではない。

戦中戦後の中国に興味があったので見てよかった。この映画をきっかけとして、色々と本を読みたくなった!
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