ラストエンペラー、
確か中学生なりたての頃、テレビで見た以来の鑑賞か。
当時、ラストエンペラーはとても話題になっていた。たくさんの部門のアカデミー賞を受賞し、坂本龍一をはじめとする多くの日本人が携わる作品だったことが理由だったと思える。
その話題となっている「ラストエンペラー」がテレビで放映される。しかも3夜に分けてだ。
最後の皇帝となってしまった溥儀の人生を振り返る物語。
中学生の私には、とても面白い物語を想像していただけに、正直少し拍子抜けだった。
波瀾万丈な人生ではあるものの、ずっと城に閉じ込められた皇帝。外に出ることも出来ず、日本に協力的だったことを中国の国民に非難される姿。決して華やかな人生ではなく、ずっと我慢してきた人生にも思えた。
今回改めて見ても、壮大なスペクタル感は感じられる。また坂本龍一の音楽も然り。でもトータル的になぜか素晴らしいとはならないんだなぁ。
コオロギが生きていた演出は、
んなアホなぁって、冷めて見てしまいます。
コオロギの死骸で良かったような気がします。