めっちゃ良かった。
見始めた当初は退屈かも…と思っていたのに いつしか見入ってしまい 時間が気になりませんでした。
中国的な美術と音楽が美しく豪華絢爛派手な時から衰退まで描かれている。
その美術が とても見事で、映画を作り上げるのに妥協がない、セットや小道具だけでなく とにかく人、人、人、人が多い!
エキストラまで気を抜かず映画をきちんと作り上げているところに好感度大(デスノ1の映画は酷かった)。
画角の捉え方が美しくときめきました。
カメラワークがまた良い。
演技も良かったですし 音楽の選曲、挿入タイミング、映画音楽としてすべき役割を過不足なくこなしており素晴らしかった。
スコットランド出身の家庭教師を見送るシーンでのあの選曲も良かったです。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
最近ぼんやり思い、納得してきたこと。
大きな時代のうねりは 人一人の力で止められるものではなく 大きく動いていくもので、だからこそ「時代」として残っていくのだなあ。
その時代がかつてあった。
そこには 切なさもあり、かつての栄華を懐かしく愛おしくすら思う。
時代が移り変わると 建物や洋服など鮮やかだったものが色褪せてきて そんなところにも変遷を感じました。
昔が良かった、復古しようなどとは思わず、止められない河の流れを受け入れるものだなあと。
描き方がとにかく美しく、妖艶でいて、良かったです。
あー 良かった。
歴史はよくわからないです。。