藍住

ハンガー・ゲーム2の藍住のレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)
4.0
生き残っても見せ物として生きなくてはならず、故郷へ帰っても監視され、自分の気持ちにも向き合うことができないまま徐々に少女の面影が消えていくカットニス。
相変わらずジェニファー・ローレンスのカットニスは素晴らしい。
無慈悲な世界でも彼女が居るなら私も闘えると思わざるを得ない。
が、カットニスを反乱のシンボルにするということは、カットニスの気持ちを一切尊重しないということになる構図も凄いと思う。
勝手に祭り上げられることがどれだけ苦しいことなのか。
原作で大事にされているカットニスの心の変化をちゃんと拾っていた。
概ね原作通りだが、エフィーやその他の富裕層の心の変化をちゃんと描いているところがとても良い。

ラスト数秒のカットニスの怒りの表情に翼を広げると同時に燃え上がるマネシカケスのシンボル。
そこにコールドプレイの主題歌がかかるのが凄すぎてリアルに震えてしまった。
藍住

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