福福吉吉

デッドマン・ダウンの福福吉吉のレビュー・感想・評価

デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
犯罪組織に属するヴィクターはある日、向かいのマンションに住むベアトリスという女性と知り合う。ベアトリスに誘われ、食事をするヴィクターであったが、ベアトリスはヴィクターが人を殺すところを目撃しており、そのことを黙認するかわりに自身の顔に傷をつけた男を殺害するよう要求してくる。

◆感想◆
ストーリーは最初のうちは少し複雑ですが、ストーリーが進むにつれて、ヴィクターの目的が明らかになってその後は理解しやすいと思います。

ヴィクター(コリン・ファレル)はアルフォンス(テレンス・ハワード)率いる犯罪組織に属していますが、その裏には違う目的があり、その目的が本作の肝となっています。彼の目的が明らかになってから、彼のカッコ良さが少しずつアップしていきます。

ベアトリス(ノオミ・ラパス)は相手の飲酒運転が原因の交通事故で顔に大きな傷跡を残し、事故の相手に復讐したいと思うようになります。彼女が歩いていると子供たちが「怪物だ」と言って石を投げつけてくるシーンは酷く心が痛みました。彼女は復讐のためにヴィクターを利用しようと近づくのですが、ヴィクターと接するうちに愛情を持つようになり、彼女本来の優しさや人間性の良さが出てきて愛らしく思いました。石を投げた子供たちは職員室に来なさい。

ストーリーが後半になると、ヴィクターとベアトリスの間に絆が生まれ、お互いを思いやる気持ちが見られるようになります。その一方、ヴィクターの真の目的が明らかになり、彼にも危険が迫るようになり、緊迫感に満ちた展開に変わっていきました。

アクションシーンは少なめですが、銃撃戦やカーアクションは見応えがあり、観ていて楽しかったです。

復讐に始まった2人の関係が変わっていく姿が心を惹く作品となっていてなかなか楽しかったです。

鑑賞日:2024年2月7日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ
(録画日:2023年1月15日)
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