フッカー

ウルフ・オブ・ウォールストリートのフッカーのレビュー・感想・評価

4.1
これ自体がドラッグのような映画。
ハイの勢いが凄まじい!

飢えた狼の巣。ここには愛や人の温かさはない。
ただ欲があるだけ。欲のために金を稼ぎ、金のために金を稼ぐ。

序盤、「皆を喜ばせるために株を取引する」と言っている主人公ジョーダンに、上司が掛けた言葉が鮮烈。
彼はジョーダンにいう「株に実在はない」
その虚無性を痛烈に批判しながらも、ジョーダンは株屋としての魅力にのめり込んでいく。

人の信用を食い物にしてのしあがる彼。ドラッグ!!女!!金!!
そういったものをこの世の楽しみと考え、快楽のために生きていく彼の姿は凄まじい。
他を圧倒する圧力がある。エネルギーの塊のようなジョーダン。
そんな彼の物語がノンストップで進んでいくため、長尺であるにも関わらずグイグイ引き込まれる。


スコセッシ監督の作品であるため、
欲に溺れた男の栄華と没落を描くが、それにしても終盤の一部はとてつもなく嫌い。
ただ、
「私にペンを売れ」
この作品、嫌いでも凄く魅力的、そういうこと。


前妻のテレサ?かわいそうだったなあ、「あなたはもう別人」って言ってたけど、彼の中でそういう要素は前からかなりくすぶってたんだよなあ。

そして現妻のナオミ(マーゴット・ロビー)!!!
綺麗すぎ!色気ありすぎ!目がたまんない!!ドストライク!!!
一部シーンでは、あろうことか少し危なかった、色々とwwww
ナオミ最高~~笑

でもやっぱり繰り返しになるけど
「私にペンを売れ」
これ端的で強烈に魅力を表してるよな~。嫌いだけど楽しめた!

追記:
ディカプリオ様のウンパ・ルンパダンスクソワロタwww