ゆかちん

ウルフ・オブ・ウォールストリートのゆかちんのレビュー・感想・評価

2.8
配信終了という文字を見かけて、有名作品だけど、そういやまだ観てなかったなぁと鑑賞。
なるほど、インパクトあるシーン多めだし、レオナルド・ディカプリオのヤク中かつ胡散臭いゲスな演技が光る…w
あと、マーゴット・ロビーがめっちゃ美しいね。これは話題になるわ。



ジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)はウォール街で外務員試験の資格を取得するが、勤務初日がブラックマンデーで会社は倒産。
クズ株を売る会社に職を求めたジョーダンは、その巧みなセールストークで才能を開花させる。そんなある日、相棒・ドニー(ジョナ・ヒル)と知り合い、会社を起こす。
ジョーダンたちの会社はどんどん成功するが、FBIのデナム捜査官(カイル・チャンドラー)に目をつけられーー。



バビロンも酒池肉林なとこあったけど、より現代めのこちらは映像も明るいし撮り方もアート的でもないからか、余計にイカれてる感じがした。
社内SEX禁止てなんじゃそりゃ。

これが1980〜1990年代にあったというのは、凄いなぁ。。。
てか、株や投資やいうてるけど、これ、詐欺じゃないですか?てことばかり。
騙し取ったといっていいような儲け方して、自分たちは凄いというのが変な感じがした。
シングルマザーを助けて雇い、彼女は今や高級ブランド服と車を所持するようになったていうてるけど、騙した金でしょう?と。
努力したんだみたいにいうてるけど。。
暴力働いたりしてないからマシだけど、闇バイトの人たちもこんな感じの考え方なのかなと思った。

バブルの頃は日本もこんなノリだったんだろうか。
お金は必要だけど、こうなると人間は倫理観無くすんだなぁ。。


アメリカン・ドリームやら自由の国やら、良い面も沢山あるけど、お金にまつわる犯罪まがいからガチ犯罪までやりたい放題なのは恐ろしさあるな。
もちろん、そのためにFBIとかがあるんだけど。

お金がないところから、口八丁でのし上がり、そこからの転落、その後…をたっぷり3時間で描く。
時間がたくさんあるから贅沢に色んなエピソードが表されてて世界観に入れるけど、正直長いw

でも、こんな詐欺まがいで胡散臭いのに、なんか説得力があるのはさすがレオナルド・ディカプリオやなと。
てか、ディカプリオ、こういう虚構で出来てる人の役多い気がする。

最初、ジョーダンにウォール街で一流になるにはドラック、金、女だと教えた上司ハンナ役にマシュー・マコノヒー。
最初の少しだけの登場やったけど、結構インパクト残したな〜。
 
そうそう、字幕で「バッタもん、パチもん」って出てきて、この翻訳した人は関西人かなって思ったw

ジョーダンの仲間に、MCUのキャプテンアメリカやスパイダーマンとかに少し出てたモリタ役のケネス・チョイや、Netflixドラマのパニッシャー役ジョン・バーンサル、MCUで監督やハッピー役で活躍してるジョン・ファヴローが出てて、「お!?」となった。


ジョーダンの最初の奥さん可哀想だな。
離婚後、幸せになってることを願うわ。

ジョナ・ヒル、ああいう役うまいね笑笑。
クレイジーだった。
信用できるやつかと思ってたけど、ヤク中になって常にダメ人間。ゲスいしクソ野郎。途中、ジョン・バーンサルが捕まったのも彼の責任だしな。
あと、ラストね。
まともになって、ジョーダンと話してるかと思いきや、しっかり裏切ったという。
まあ、それでジョーダンは吹っ切れてFBIに協力して刑期短くしたんだけど。

マーゴット・ロビー綺麗だった。
まだ出始めた最初の方なのかな?
凄い作品に20代前半で当たったもんだ。
その美貌が無敵すぎ!!
最初の登場シーン、女の私でも「わ、無敵美人!」てなったから、男の人は釘付けだっただろうねw

レオナルド・ディカプリオ凄かったな。
詐欺まがいの電話トーク、社員の心を掴んで高める演説トーク、嘘臭いけどその場にいたら引き込まれそうな説得力あるのが良かった。
あと、ラリってるのもすごかったな。
最後の方のレモンのやつ。よだれ出して這いながら転げながらって、なかなかの酷い状態。
ディカプリオは哀れさもちゃんと出すね。

最後捕まって刑務所入るけど、しっかり刑務所でも金の力で快適生活を送り、出てきた後も講演会とかして生き延びてる。
彼は、何かに愛されてるのかなとしか思えない。

私はこういう人たちを羨ましいとは思わないけど、こういう金持ちを羨ましいと思う人が多いのかな〜。
成功って、なんだろね。


「俺にペンを売ってみろ」
ゆかちん

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