あおみどろ

ウルフ・オブ・ウォールストリートのあおみどろのレビュー・感想・評価

5.0
最早ぶっ飛んでるなんて言葉じゃ言い表せない、最高に狂ってて最高にハジけまくってる最高の成り上がりの映画だった。

言いたいことは山ほどあるがまずはディカプリオの演技力が限界突破しまくってる点。社員を奮い立たせているシーン然りヤクでラリってるシーン然り「本当にこれ演技でやってるの………???」と真面目に思ってしまった。だってもう演じてることを一切感じられないのだもの。表情、仕草、何から何に至るまで純度100%のジョーダン・ベルフォードに変貌していた。

それにしても今作ほど「酒池肉林」という言葉が似合う映画は中々ないような気もする(『バビロン』とかはいい線いってるけど)。セックスにドラッグに酒にやりたい放題。あまりにもぶっ飛びすぎてて3時間ほぼずっと笑いっぱなし。ここまで色んな意味でハッピーにさせてくれる映画は実に久々でテンションブチ上がりでしたね。

絵面も演出も凄いことになってたので1ミリも飽きないし、マジであっという間の3時間だった。努力のみで金融界の頂点にまで上り詰めた男………誰もが成し得る所業だとは到底思えないけれど、凄まじいパワーを感じ取ることができた。もし彼のマネをするのだとしたら………まずは試しに誰かにペンを売ってみる所から始めようかしら。
あおみどろ

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